昨日の日経夕刊(社会・スポ-ツ面)の片隅に、コロンビア大学名誉教授、ドナルド・キーン(Donald Lawrence Keene)氏が、日本国籍を取得して日本に定住されると言う記事が載っていた。
「明治天皇」 の著者でもある氏が日本人になったからといって驚くにあたらないと言うかも知れないが、私にとって、これは、ラフカディオ・ハーン以来の大事件である。 なぜなら、これは、日本が「アジアのスイス化」 に向かって一歩踏み出した歴史的転換点を象徴するものと考えられるからである。
その理由は、このブログの 2010.8.2 の日記 「病床雑感・・現実的中立国家の構想」 を見ていただくことにして、ここでは、次の一節を引用するにとどめたい。
・・・100年後には世界中の名士にいつでも散歩の途中で行き会う日常になっているだろう。 これは絵空事ではない。 現在のスイスを見れば分かる。
今回の国難を奇貨として、現実的中立国家への道 が開かれ始めたとするなら、我々運良く生き残った者は、命を落とされた多くの犠牲者の霊に向かって襟を正さなければならない。
2011年4月17日日曜日
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