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2015年3月13日金曜日

メルケル首相からお墨付きをとろうとする親韓政治家たち

メルケル首相が岡田代表と会談、近隣諸国と“和解”めぐり協議



岡田氏によると、戦後の近隣諸国との「和解」をめぐり、岡田氏が「日本は過去にきちんと向き合えていない」などと述べたのに対し、
メルケル首相は「過去に完全に決着をつけるのは不可能だ。
時代が変われば新しい見方がでてくる」
と話したという。
またメルケル首相は従軍慰安婦問題について、「日韓関係は重要なのできちんと解決したほうがいい」と述べたという。

そもそも、この発言自体メルケル首相が自分から言い出したわけでもないのに、恰もそうであるかのように記者団に伝えた(らしい)岡田代表の動機を疑います。
メルケル首相も迷惑だったでしょうが、流石に言葉を選んで応答しています。

朝日新聞社での講演後の質疑応答で、東アジアにおける隣国同士の関係改善や和解をどう進めるべきかを問われた際の応答は以下の通りです。
http://www.asahi.com/articles/ASH3871P4H38UHBI018.html
『独仏の関係改善の歴史に言及。他の地域にアドバイスする立場にないとしながらも、ドイツが欧州で和解を進められたのは「ドイツが過去ときちんと向き合ったからだ。隣国(フランス)の寛容さもあった」と述べた。東アジアでも「あらゆる努力を惜しまず、平和的な努力をする必要がある」と語った。』
メルケル首相の発言の中に、日本を批判するような文言は一切ありません。
むしろ、韓国もフランスのように(戦勝国らしく寛容に)対応すべきだ、と言っていると解するのが常識でしょう。

敗戦国が生き残るための条件

『勝てば官軍、負ければ賊軍』・・敗戦国が濡れ衣を乾かすには数世代かかる。
神話① 大日本帝国陸海軍の侵略戦争と残虐行為
神話② ドイツ第三帝国の侵略戦争とユダヤ人大量虐殺

実際に戦った制服組の多くは上記の一部または大部分が神話であることを承知しているが、戦争の主役は政治家であって、戦勝国としての歴史は彼らによって決定される。
従って、敗戦国側から①②の撤回要求を切り出すことは、政治的に報復戦争を企図しているものとみなされる。
戦勝国の言う『歴史修正主義(リビジョ二ズム)』とはそういう意味である。

従軍慰安婦問題において安倍政権が、米国側の非を唱えるのでなく、日本側(朝日新聞)の誤報を修正するといういう形で、米国との対決を避けたのは正解である。
自称愛国者たちは、日本やドイツの置かれた敗者の桎梏を認識して、安倍政権の足を引っ張るようなことは控えるべきである。