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2010年2月19日金曜日

同病の著名人たち

昨日の日経に載っていた週刊誌の広告で、作家の立松和平氏が去る2月8日、解離性大動脈瘤で死去したことを知った。氏には道元田中正造に対する関心を共有することで以前から親近感を抱いていたので、ぜひ一度会いたいと思っていたが、それも果たせずに終わってしまった。

私の『急性大動脈解離』と氏の『解離性大動脈瘤』の異同を述べれば限が無いが、要するにいったん『大動脈瘤』という瘤状態を経由するか否かの違いだと考えれば当たらずとも遠からずである。
いずれにせよ発端は何らかの事情(私の場合は未だに原因不明)で大動脈の中層に動脈血が流れ込むことによって発症する。激痛を伴い、数時間内に死亡するのが一般だそうだが、私の場合幸か不幸かその記憶すら無い。

この投稿も終わらぬうちにテレビのニュースが、“必殺仕事人”こと俳優の藤田まこと氏の訃報(注)を報じていた。こうして大動脈瘤や大動脈解離と言う疾患が俄かに有名になるのを喜んで良いものか、複雑な気持ちである。

大動脈解離ではないが、同病ということだけで言えば、天皇陛下とも『前立腺癌』の全摘手術を敢行した経験を共有する。畏れ多いことであるが、若輩の私のほうが2年ほど先輩である。

(注: 直接の死因は大動脈瘤破裂と報じられているらしいが、TVニュースを小耳に挟んだだけなので詳しいことはご本人の家族から何か異議のご連絡がない限り、ここに書き加えるのは差し控えたい。)

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