こういう民族気質は一朝一夕に形成されるものではなく、古くは山上 憶良の詩や後白河上皇撰の梁塵秘抄の歌でもその一端がうかがわれます。それが全国的に徹底した原点は江戸時代の寺子屋教育です。寺子屋の教科書「童子教」(17歳以下対象)の一節にはこう書かれています。曰はく「教なければ即ち禽獣のごとし」
つまり、江戸時代の子供達から見れば、現代人のほとんどは禽獣以下だということです。江戸時代の子供達のモラルの高さを示すエピソードが初代米国領事ハリスの日記や大森貝塚発見者モースの日記にも書かれています。
平成20年11月19日早朝、突発的に急性A型大動脈解離を発症、意識不明まま16℃の超低温下で数時間におよぶ緊急手術を受けることとなった。幸か不幸か一命を取り止めたものの、その後4ヶ月間の入院治療と1年以上に及ぶ何時果てるとも知れぬいわゆるリハビリの中で色々と考えさせられた。この間に体験した人生観の転換及び後遺症を軽視した延命優先治療への疑問、その他、現代世相への違和感について書き残しておきたい。
関口益照サイト 『一期一会』(Our Eternal Moment)
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