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2011年7月2日土曜日

散歩で気晴らしの筈が・・・「我関せず焉」

前にも書いたが、リハビリ中の苦しい散歩で、例外なく嬉しくなるのは幼児が公園で遊んでいるのを見ることである。 逆に例外なく気力を萎えさせ帰路の体力も覚束なくさせるのは、コーヒーショップで身の程知らずの厚かましい中高年女性の長広舌に曝された時である。 その苦痛は放射能の内部被爆も斯くやと思われる程である。 不運にもこういう気に食わない輩に出会ったとき、心身を平静に保つにはどうすればよいか、これまでに2つの呪文を思いついたことは既に述べた。

一つは、2010年12月9日の日記に書いた
「燕雀安知鴻鵠之志哉」(えんじゃく いずくんぞ こうこくの こころざしを しらんや)
もう一つは、2011年6月3日の日記に書いた
「縁なき衆生は度し難し」
であるが、どうも相手を意識しすぎているようで、腹の虫が治まってくれない。

そこで今度こそと思いついたのがこれである。
「我関せず焉」

これでどうだといいたい所だが、如何せん不快感は治まっても気力は湧いてこない。
やはり、一番元気が出てくるのは公園で駆け回る幼児の声をきくことだ。

遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
・・・『梁塵秘抄

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