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2015年4月23日木曜日

日経経済教室 「日米首脳会談の焦点」・・ Kent E. Calder ライシャワー東アジア研究所長

昨日から明日まで3日連続で3人の論者が、日経経済教室欄に 「日米首脳会談の焦点」 を論じていますが、2日目の今日は、Kent E. Calder ライシャワー東アジア研究所長が、「同盟の絆 再確認の好機」と題して論陣を張っています。

要旨は、
①日本と米議会の関係は劇的に改善した。
②米国は中国への危機感から対日関係重視に転換した。
③首相が米国の一般人に接することが重要だ。
というもので、政府間の根回しはほぼ完了しているそうです。

日本の首相が米国上下両院合同会議で演説するのは今回が初めてだそうですが、韓国は歴代大統領が機会を与えられている。
旧敵国首相の演説が実現した理由は、2つ有り、その第一は、C.ケネディ駐日米大使の支持、第2は、安倍首相の対イスラエル融和姿勢(アンネ・フランクの家訪問、エルサレム訪問)だった。
そして、それ以上に重要なのは③ですが、今回は、斉木外務次官の周到な手配でボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルスの訪問も実現するということです。

さらに、見逃せないのは、今後予定されている中国及びロシアでの戦勝70周年記念式典では、日本軍国主義非難の大合唱が予想されることで、今回の安倍首相の米国訪問が、それに対する防波堤になりうると言う指摘です。
当に正念場で、今、ここで靖国神社がどうのと言う次元の自己憐憫に耽っていたら戦勝国からの総攻撃を受けて、今度こそ国家消滅への道をたどるしかなくなるでしょう。それこそ、昭和天皇が嘆かれたように「親の心子知らず」であり、300万英霊の死を無にする裏切り行為になりかねません。
誇りは内に秘めて置くべき物で、某国のように声高に誇示するものではありません。最強国が手を差し伸べてきた以上、お互いの古傷の有無・大小を論うのは100年後にして、某国の三百代言などは、聞き流しておけばよいのです。

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