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2014年3月18日火曜日

国際政治は生存競争①・・大義名分は力と情宣活動で作られる!

国際政治の罠や謀略に、①気づくこと、②声を上げること、は出発点に過ぎないというのが私の認識です。 

そこから武力ないし宣伝戦が始まり、世界の支配構造を変えて行くには、相当な時間と幸運が必要です。 強者連合に弱者連合が正面から挑んだら結果がどうなるかは議論の余地がありません。
前回は、民族滅亡の一歩手前まで追い詰められました。
昭和天皇の御前会議での発言 「日本人の種を残す・・」 および、終戦の詔勅のさわり 「・・堪ヘ難キヲ堪ヘ 忍ヒ難キヲ忍ヒ 以テ萬世ノ為ニ大平ヲ開カムト欲ス・・」 の意味するところは深刻です。
とにかく生物として子孫を残さなければというところまで追い詰められたということです。

インターネットによる情報拡散に期待を寄せる向きもありますが、インターネットの開放自体がDARPA(国防高等研究計画局)のコントロール下で行われたことを想起する必要があります。我々は、常に泳がされているという警戒心を持つ必要があります。 ネットの応用技術も彼らのほうが数段上だと考えるべきでしょう。
因みに、SRI(スタンフォード研究所)は、NRI(野村総研)のモデルになった機関で、日本ではビジネス・コンサルティング会社だと思う人が多いようですが、実際には国防総省からの研究受託が最大の比率を占める軍事技術研究機関です。
日本人が知っているのは公開された2流技術に過ぎません。
我々が、常に念頭に置かなければならないのは,彼我の圧倒的な力の差です。

田母神俊雄氏の講演会のタイトルが
「百万の大群、恐るるに足らず。恐るるべきは、我ら弱き民、一人一人の心なり。」 高杉晋作
とあったので次のようなコメントを書き込んでおきました。
「実際に上海の惨状を見、馬関戦争で苦杯を喫して西洋の恐るべき力を目の当たりにした彼の言葉であることに意味があります。単なる強がりではないということです。」

彼が、長州藩領地の割譲を迫る英仏に対して、ありとあらゆる詭弁も厭わず、最後まで拒否した時の苦衷が察せられます。 もうこの次は抵抗できないだろうと覚悟していたはずです。 彼はそのあと、国民皆兵の先駆けとなる奇兵隊を創設しました。 そして維新を見ることなく世を去りました。 

何事も、まして、数百年に及ぶ西洋列強の優位を覆すには気の遠くなるような時間と天運が必要です。 ユダヤ民族(いわゆるシオニストのことではありません)は、2000年以上諦めずに頑張ってきました。 その点は見習うべきでしょう。 日本人にも、「自分のやったことは、100年後になっても解って貰えないだろう」 という遺書を残して自決した大西瀧治郎海軍中将(特攻隊総責任者)のような人も居ます。
http://www.geocities.jp/kamikazes_site/saisho_no_tokko/oonishi/oonishi.html#

国際政治とは、そのくらい非情かつ冷酷なものですから、弱者が直情径行に走ったら一巻の終わりです。 オバマさんの気持ちがよく分かります。 ・・私が生きているうちに実現することはないだろう。

1 件のコメント:

  1. 昭和天皇による開戦の詔書と終戦の証書
    http://byoshonikki.blogspot.jp/2016/09/blog-post_13.html

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