やっと2週間近く遅れて、微かに鳴き声らしき音が聞こえたので、朝早く出かけてみると、玄関ポーチの前のタイルの上に抜け殻らしきものが仰むけに転がっていた。 ああ、やっと出だしたかと思って手にとって見たら何と脱皮に失敗して敢え無く最期を遂げた穴蝉(郷里の桐生近辺では、羽化する前の蝉の幼虫をこう呼んでいた)だった。
子供の頃の私にとって穴蝉は、成虫以上の宝物だったので、そのまま捨てるに忍びず、持ち帰ったものの流石に死骸となるとあまり気味の良いものではない。 そこで、せめて記念にと撮ったのがこの画像である。 それにしても、これまで、こんな焼けたタイルの上に這い出して死んでいた例はこの家を建ててから20年以上経つが一度も無かった。
公園で鳴いているのもクマゼミやミンミンゼミがやけに多く、いずれにしても変な夏である。
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