以前から、TVニュースを見るたびに出演者の能天気な、或いは傲慢で自己中心的な発言に我慢がならず、悪口ばかり言って家人の不興を買って来たが、2008年11月の発症以来、それが益々激しくなり、その都度、精神安定剤のお世話にならざるを得ない状態が続いている。 しかし、ときには文句なしに感激して病苦の不快感を忘れることもある。
その一つは、これまでこのブログでも何度か触れてきたが、一昨年のノーベル物理学賞を受賞した小林博士の夫人がTVインタビューに答えて言われた言葉・・・夫人は小林氏の母堂が氏の受賞を見ずに他界されたことに触れそれが一番の心残りだと言った後、こうつぶやかれた・・・ 「でも人生ってそういうものですよね」 であるが、ついこの間、それに勝るとも劣らない言葉を聞くことが出来た。 ロンドンオリンピックの男子体操競技で個人総合優勝を果たした内村航平選手のお母さんがTVアナウンサーのお定まりの愚問に答えて言われた言葉・・・「私は産んだだけですから」 である。
私は、こういう謙虚な方々に心から敬服する。 いずれも小学校の教科書に載せて然るべき平成の名言だと思うのは私だけではないだろう。
2012年8月6日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿