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2011年5月19日木曜日

帰去来の辞(その4)・・・足尾線

5月19日の日経 「夕刊文化」欄で、"映画に見る思い出の鉄道 2" と題して、評論家の川本三郎氏が東日本の旧ローカル線を舞台にした懐かしい映画の数々を紹介している。
その最後に、森繁が蒸気機関車の機関手を演じた 「喜劇 各駅停車」 が写真入で大きく採り上げられていたが、その舞台が "旧足尾線" (現:わたらせ渓谷鉄道だったことを知り、無性に懐かしさがこみ上げてきた。

"足尾線" は、当時、我々の間では "のろま" の代名詞になっており、中学・高校時代、受験勉強から逃れて何度も自転車で競走したものだ。

その途中、古路瀬(ころせ)渓谷の夕日に映える紅葉の絶景に息を呑んだことを昨日のことのように思い出す。



この2年半、闘病生活を続けて来られたのも、一つにはもう一度あの絶景を目の当たりにしたいとの思いからだったといっても過言ではない。

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