山岡鉄舟の生き方から見ればどうでもいい些事に属するが、最近、世間が騒ぎすぎるのでどうでもいいことが気になって仕方がない。 一つは、自己矛盾だらけの死刑廃止論の横行であり、もう一つは、これまた自己矛盾に満ちた軍事忌避論者の跋扈である。
断っておくが、私が苛々しているのは、死刑廃止論や軍事忌避論そのものではなく、それらを唱える人たちの覚悟と姿勢の問題である。 一つ一つ具体的に説明したい所だが、体調が許さないので、詳細な理由は後日に譲り、ここでは、結論だけを述べておく。
① 死刑廃止論を唱えることは、そうしたければ、いくら人を殺しても良いと主張することである。
② 軍事忌避論を唱えることは、他国民を助けるためなら、自国民を犠牲にしても構わないと主張することである。
以上は、飽く迄も国家・社会レベルの話であり、個人の信念や宗教的教義の話ではない。 従って、個人的にどういう立場を採ろうともその人の勝手だが、一国の首相や閣僚には許されない。 北朝鮮がどうしたのと騒ぐ前に、米中露いずれかの(或いは3国の)核ミサイルが首都圏めがけて発射されようとしている(或いは発射された)ときにどうするかを考えておけと言いたい。 世界中の元首で、就任前に軍事知識を身につけていないのは、ここ30年来の日本の首相だけだ。 そんな阿呆な文官の言うことを聞く自衛隊でないことを祈るのは私だけか。
流石、中曽根元首相は、時の佐藤総理から、閣僚にしてやるから希望を言えといわれ、防衛庁長官を希望し、着任するや早速、現役自衛官と合宿したという。(日経: 私の履歴書) そうでなければ、ロナルド・レーガンが腹を割る筈がない!
(菅総理も、じつはやっているが、わざと馬鹿を演じているのならまことに見事と言うことになるが!)
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