国際法を戦略的武器として使う発想を欠く両御大は、鈴木貫太郎内閣が苦心惨憺して勝ち取った条件付停戦の戦略的価値を理解できず、それを無条件降伏と同一視して慨嘆する一方でした。絶大な影響力を持つ両氏の発言が外交成果を帳消しにしてしまったというのが実態のようです。
まさにスーパースターによる痛恨のオウンゴールです。
これでは河野洋平や村山富一を笑えません。
しかし、一般にはその左翼知識人の筆頭と見做されていた丸山真男の実像はむしろその逆で、著書 『日本の思想』の中で、小堀氏と殆んど同じことを指摘して嘆いています。
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