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2017年4月22日土曜日

文化人類学の勧め・・グローバリストの独善を廃す!

米国の夫はごくまめにハグするようですが、彼らが喜んでやっているかといえばそれほどでもないようです。
要するに父系社会である米国(西洋・・)は、男性支配の歯止めとして、外向けには女性尊重を強制せざるを得ないのに対して、母系社会である日本(東洋・・)は、女性支配の歯止めとして外向けには男尊女卑を建前とせざるを得ないのだろうと思います。
亭主丈夫で留守がいい、とか、うちの大蔵大臣が、などの言い方が彼らに理解できないのも当然です。
私が40年ほど前に、アメリカン・センターでの講演でそのことに触れても誰も笑わず、ポカーンとしていました。
女性の地位のランキング基準に "給料を誰が管理しているか" を加えれば、米国女性より日本女性のほうが上位に来るのは確実です。
こういう文化的背景を無視して男女平等とか機会均等とか唱えても説得力がありません。
グローバリストがこうした文化的背景に無頓着なのは、彼らが皆そうした文化のバリアーをバリアーと意識しないで済むのに十分な資産を持っている富裕層だからでしょう。
因みに父系社会の極端な例はインドで、母系社会の極端な例はインドネシアのようです。 戦前の日本人がアラカン山脈を越えると世界が変わると言っていたのもむべなるかな!

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