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2016年6月28日火曜日

端倪すべからざる老大国!

動画の会話を娘に要約してもらいました。
テレビコメディの一こまだそうです。
政治・経済オンチなので訳語がおかしいのは大目に見てやってください。

大臣:外務省はヨーロッパ賛成だろう?
相手:YesとNoです。

・・・わかりずらくて恐縮です。外務省はヨーロッパ賛成派ですが、反ヨーロッパだからこそです。われわれの行政は、ヨーロッパ市場がうまくいかなかった、と確認することを願うことにおいて団結しています。だからヨーロッパに参加するのです。

大臣:何を話しているのだ?
相手:大臣。英国は少なくともこの500年間、同様の政策目標をもってきました。バラバラのヨーロッパの建設です。

・・・これまでにオランダにスペインをやりこめさせ、ドイツとフランスを戦わせ、フランス・イタリアでもってドイツをたたかせ、フランスにドイツ・イタリアをやりこめさせました。「分断と統括」を繰り返してきたのです。今更なぜそれを変える必要があるでしょう。これほどまでにうまくやってきたというのに。

大臣:歴史に学ぶわけだな。
相手:その通りです。それが、現在の政策です。

・・・われわれは壊すため、中にいる必要があります。外部からの破壊も試みましたがうまくいきませんでした。だから、いま内側からすべてを滅茶苦茶にしてやるのです。(←'make a complete pig's breakfast of a whole thing')
ドイツとフランスをいがみ合わせ、フランスとイタリアでいがみ合わせ、イタリアとオランダをけんかさせれば、外務省は大喜びですよ、かつてのように!

大臣:理想のヨーロッパはわれわれにゆだねられていると。
相手:まさしくそうです。大臣。フフフ。

大臣:しかし、加盟国が増えるのは好ましくない。
相手:同じ理由ですよ。

・・・まさに国連のように、加盟国が多ければ多いほど議論がまとまらず、一層無力で役立たずになるのですから。

大臣:ひどい皮肉だ。
相手:われわれはそれを外交と呼んでいます。

https://www.facebook.com/britishcommonwealth2/

1 件のコメント:

  1. 3月19日に公開されて、すでに500万回近く再生されているということは、ごく普通の英国人にとってすんなり腑に落ちる話だと言うことでしょう。私達が戦国武将たちの駆け引きに気分がすっきりするようなものでしょうか?
    British Commonwealth and Anglosphere というサイトは、英国王を共通の元首とする旧大英共栄圏に共有されているようです。大東亜共栄圏という概念が日本よりむしろ旧大日本帝国統治圏で生きているようなものでしょう。ハンチントンの謂う文明の衝突(対立と言うべきか?)時代が顕在化し始めたのかも知れません。彼は、日本文明を中華文明から独立させていますが、どうも片手落ちに思われます。イギリス文明もヨーロッパ文明と区別して然るべきだと言う気がしてきました。

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