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2015年12月23日水曜日

日経「風見鶏」欄署名記事 ’’米中の「密約」と日本’’


12月20日の日経「風見鶏」欄が掲題で 『China 2049』 著者マイケル・ピルズベリー氏とのインタビュー記事を載せている。
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDE11H09_R11C15A2PE8000/
既に日経ビジネス石黒千賀子編集委員によるインタビューの詳細が日経ビジネスオンラインで報道されているが、今回は日経本誌秋田浩之編集委員が 本書を公開した動機と米国の政策との関係にまで踏み込んで問い質している。
秋田氏は、数年前から親中派の第一人者だったピルズベリー氏にインタビューを申し入れてきたが、一貫して拒否されてきたと言う。
日経BP社による 『China 2049』 の訳書出版に始まる一連の日経報道は、従来の偏向メディアとは一線を画すものがあり、一経済紙の範疇を超えたクオリティペーパーへの脱皮を予感させるものがある。
https://www.facebook.com/masuteru.sekiguchi/posts/929138117166402?pnref=story

4 件のコメント:

  1. 「風見鶏」全文・・米中の「密約」と日本
    米中は切っても切れないパイプで結ばれ、日本は何も知らされていない。こんな証言を米国の中国専門家から聞いた。長年、米中の秘密協力にかかわり、「裏の裏」を知るマイケル・ピルズベリー氏(70)だ。

    1970年代以来、中央情報局(CIA)や国防総省の対中政策にたずさわってきた。いまも同省の顧問だ。そんな彼の著作が今秋に邦訳された(『China 2049』)。

     中国はいずれ米国の味方になると信じ、台頭を助けてきた。だが、中国は初めから2049年までに米国を出し抜き、覇権を奪うつもりだった。その戦略はなお進行中だ――。実体験や中国文献をもとに、本でこう警告している。

     彼に最初に会ったのは10月下旬。冷戦以来、米国がどれほど中国を助けてきたかを列挙し、だまされた、と悔やんだ。ならば、米政府も気づき、米中関係は冷えていくのではないか。こう質問すると、とても意外な答えが返ってきた。

     「米中は対立しない。(米中で秩序を仕切る)G2だってあり得る。両国には長い秘密協力の歴史があるからだ。しかも、米国は一切、その実態を日本に教えてこなかった」

     米中がG2に向かうという説は、米国内ではもはや少数派に思える。中国が米国の覇権に挑めば、緊張が高まるからだ。

     実際、複数の米政府高官は「G2など考えられない」と断言する。著名な米戦略家に聞いても「米中の対立は深まり、米国の対中政策は厳しくなっていく」(エドワード・ルトワック氏)との分析が多い。

     なぜ、ピルズベリー氏の読みはちがうのか。11月下旬に再来日した彼にもう一度会い、疑問をぶつけてみた。すると、こんな趣旨の説明が返ってきた。

     次期大統領候補は選挙中には中国をたたくが、就任後、秘密協力の実態をCIAから知らされれば、中国と折り合おうと思い直す。中国側も、強大になるまでは米国との協力が必要なので、本気で怒らせるほどには挑発しない――。

     彼によると、ブッシュ前政権当時、タカ派のチェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官ですら「中国に、過度に強硬に接すべきではない」との認識を示したという。米同時テロや北朝鮮問題で、中国との協力は無視できないからだ。

     では、どちらの予測が正しいのか。カギをにぎるのは、ピルズベリー氏がいう「米中秘密協力」が、どれほどのものなのかだろう。彼はその現状は明かさないが、一端は想像がつく。

     たとえば、アフガニスタンの和平交渉では「米中が水面下で連携している」(国際機関幹部)。朝鮮半島政策やイランの核問題でも、日本が知らない大国ならではの貸し借りが成り立っているかもしれない。

     だが、これらは国家の命運をかけてソ連に対抗した冷戦中の大戦略提携とはちがう。米政府内からも「米中の協力が深まっても、もっと深刻な戦略的対立を中和するのは難しい」との声が聞かれる。あるいは、あっと驚くような密約が米中にあるのだろうか。

     「日本に少し、罪悪感を感じているんだ」。ピルズベリー氏は最後にこうつぶやいた。組むべき友人は、日本ではなく中国だというキッシンジャー元国務長官らの対中重視路線に乗り、日本を軽視してきてしまったからだという。

     南シナ海やサイバー問題などをめぐり、米中の攻防は強まっている。その舞台裏でどんなやり取りがあるのか。両国が対立を深めていくとしても、忘れてはならない視点だ。

    (編集委員 秋田浩之)

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  2. 彼は、自身を含めて米国政府や議会の主流派も中国共産党主流派の偽装戦略に騙され続けてきたし、今なお気づいて居ないかそう思いたくない米国人が多数を占めていると述べています。
    しかし、そうした中国の偽装工作を支援してきたのが、世銀を筆頭とする米英の国際主義者たちだったことも指摘しています。ということは、米国政府や議会・国民を騙してきたのは中国だけではなく、中国の野望に気づかぬ振りを装いながら、米国と対抗しうる強国に育てて来た国際主義者たちだったと言うことになります。
    果たしてこれは、中国共産党と国際主義勢力の騙しあいなのか、それとも両者の結託による出来レースなのか、誰がプレイヤーで誰が駒なのか、軽々に判断できるような構図ではなさそうです。
    馬淵睦夫氏によれば、米国も中国も国際金融資本にとっては棋士ではなく駒に過ぎないそうです。
    私も基本的にはそう思いますが、この場合、将棋や囲碁の駒と違うのは駒である日米中三者が意思を持っていることです。つまり、棋士の指示通り動くとは限らないということです。
    従ってこのゲームは日・米・中・国際主義勢力相互の騙しあいと妥協の知恵比べと考えれば当たらずとも遠からずではないでしょうか。

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  3. 自国民より他国の支配層に親近感を抱く人々
    ・・中国を支配する客家(はっか)人ネットワーク
    https://youtu.be/z9RqGwUNRWA?t=3m40s
    ・対米世論工作は宋 美齢以来、才女(悪女?)主導
    ・共産党幹部も国民党幹部も客家人で、多くはクリスチャン
    ・一般中国人とは言葉が通じない一方、欧米エリートとは親密
    ・東南アジアのエリート養成校は華僑(在外客家人)系ミッションスクール
    ・授業は英語と中国語で捏造史観を刷り込まれる
    欧米社会におけるユダヤ系金融資本家と同類のグローバリストだと見なすべきでしょう。
    米中対決と同時に米中エリート層同士の結託が並存していると思わなければなりません。
    トランプ大統領の登場が待たれる所以です。

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  4. 自国民より他国の支配層に親近感を抱く人々
    ・・中国を支配する客家(はっか)人ネットワーク
    https://youtu.be/z9RqGwUNRWA?t=6m20s
    ・対米世論工作は宋 美齢以来、才女(悪女?)主導
    ・共産党幹部も国民党幹部も客家人で、多くはクリスチャン
    ・一般中国人とは言葉が通じない一方、欧米エリートとは親密
    ・東南アジアのエリート養成校は華僑(在外客家人)系ミッションスクール
    ・授業は英語と中国語で捏造史観を刷り込まれる
    欧米社会におけるユダヤ系金融資本家と同類のグローバリストだと見なすべきでしょう。
    米中対決と同時に米中エリート層同士の結託が並存していると思わなければなりません。
    トランプ大統領の登場が待たれる所以です。

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