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2014年8月26日火曜日

自虐史観: ドイツと日本・・ヴァイツゼッカー演説の背景

昨日(8月24日)の日経コラム ”風見鶏” に、特別編集委員、伊那久喜氏が、ヴァイツゼッカー元西独大統領の有名な演説のことを書いています。

その中の何処を見ても、朝日と日経の報道にあったような謝罪の言葉などは何一つ見当たらず、ただ、ドイツの若い世代が自分達のあずかり知らぬ過去の事件で責任を問われる理由はないと、戦勝国の論理を突っ撥ねているだけです。

当時の駐西独日本大使有馬龍夫氏も、当時の各社特派員達も事情を知っていたから誰もこの演説のことは報道しなかったそうです。

事情とは、この演説が、その3日前にレーガン米大統領とコール西独首相がビットブルク墓地を訪れ世界中から批判されたのに対して、ヴァイツゼッカーがレーガンに謝意を述べたのに続いて、3日後の西独連邦議会において行われたと言うことです。

ビットブルク墓地には、ナチス親衛隊員も埋葬されていることを知らぬ者はいません! これは、謝罪の演説などではなく、自虐史観拒否の堂々たる宣言でした。 嘘だと思う方は、全文(原文英訳を読んでみることを勧めます。


1 件のコメント:

  1. "堂々たる" の含意は、世紀の詭弁だと言う意味です。
    ドイツ人一流のくどい長広舌の論旨は、"全ての悲劇がヒットラーと言う稀代の暴君に騙されたことから起きたことでドイツ人自体は全ヨーロッパ人と同様の被害者だった” と言うニュルンベルク裁判史観の脚色に過ぎません。

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