「差し当たりは東亜で軍事衝突が起こると米国が良い顔をしていられなくなるかも知れないので、日中両国に圧力をかけて自制させておくが、その間も中韓両国と日本の敵対感情を煽り続け、暴発の内圧を充分高めておく。米国に余裕が出来たら、時機を見て大統領を入れ替え、エージェントを使って適当な事件を起こし、日中の軍事暴発(勿論、両国中枢にもエージェントを配して置く)を促す。
旨く両国が乗ってきたら、適当なところで "正義の味方" 米国が、"不本意ながら" 割って入り仲裁と称して良いとこ取りをする。・・」
そんな馬鹿馬鹿しい企みが、今の世に通用するはずが無い・・と思うのは、パワーポリティックスの現実を知らない平和ボケした人達です。
シナリオの骨格は単純でも、巧妙な演出で "必然性" が有るかのごとく見せるのは、品の無い人気映画の常套手段だと言えば、想像がつくでしょう。
しかも、その衣の袖には、これ見よがしの鎧が覗いているのですから!
中韓の言いなりになるか、米国政府(の黒幕?)と妥協するか・・。
これを、無傷で逃げおおせるのは至難の業です。
何らかの妥協が必要でしょうし、場合によっては軍事衝突の危険も覚悟しなければなりません。
要は、どちらを取った方が次の手以降の局面でより有利な状況が期待できるかです。
さらに言えば、次の次、次の次の次、・・・私のような粗雑な頭ではとても付いて行けません。
いずれにしても、彼らはエリート支配の価値観で動いていますから、日本国民から見れば同じことです。
日本人にとって、最善の道は、自立した国民国家としての一体感を堅持し、上に立つ者が、支配者としてでなく、肝煎りとして行動するような社会を目指すことでしょう。
そのためには、相手の言いなりにならない政治的交渉力(経済的、文化的、軍事的)が不可欠ですが、最後の決め手は軍事力です。
安倍さんは一生懸命やっていますが、足を引っ張る無邪気な(無自覚な)売国奴が多すぎます。