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2013年3月11日月曜日

Believe me: 春の日の花と輝く

浪人1年目の思い出の歌を載せたついでに、2年目の夏の思い出に繋がる歌を載せておきたくなった。

当時、古本屋で買ってきた世界名曲集に載っていた歌がどんなメロディーか、楽器と言えば半音のないハーモニカしか持っていなかった私には、皆目見当がつかなかったので、ドレミの音符を辿りながら一曲を数日がかりで解読するありさまだった。一冊に100曲くらい載っていたので全部終わるのに何ヶ月かかったか記憶にないが、時々ラジオで聞いていいなあと思っていた歌を探し当てた時などは、嬉しくなって、毎日、散歩の途中に文字通り愛唱したものだ。中でも"マギー若き日の歌を"とこの曲は特に印象に残っている。

始めて聴いたのが何時だったかはっきりしないが、学生時代、何かの用件で館林市下早川田町の母の実家を訪ねる途中、佐野駅から程近いバスターミナルで館林行きのバスを待っていた時、すぐ横に立っていた望楼の拡声器から突然、このメロディーが流れてきたので吃驚したことがあった。音符の読み通りだったので嬉しかった記憶があるから、きっとこれが聴き染めだったのだろう。

今から50年も前のことだが、お昼のサイレンの替りに、ウェストミンスターチャイムを鳴らす自治体がチラホラと登場し始めたばかりだったので、こんな田舎町でこんな綺麗なメロディーを流すからには、職員の中に然るべき趣味人がいるに違いないと感心した。




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