相変わらず、政治家の "問題発言騒動" が続いている。 私から見れば発言自体が問題なのではなく、片言隻句をとらえて政府を攻撃し、徒らに政治を麻痺させることに狂奔するマスコミ人種の方が遥かに無責任である。
今回の経産相辞任劇で言えば、彼の大臣としての無能さを論ずるのでなく、まだ就任したばかりで何も判らないはずなのに、やれ"次元が低い" の "福島県民の気持ちを逆撫でした" のと "人格" を問題視して騒ぎ立てる人々はよほど有能で高潔な人格の持ち主ばかりなのだろう。 私はクリスチャンではないので表現に多少の誤りがあるかもしれないが、"汝らのうち罪なき者、石もてこの女を打て" とキリストが言ったとかいう故事を思い出す。
それほど言うなら自分が立候補すればよい。 しかし、こうした安全地帯からの揚げ足取りで、一人でも多くの閣僚を辞めさせることが業界における出世の条件だとすれば、まさに人類史上最悪、最卑劣、最無責任な職業集団だと言うしかない。 もし彼らの背後に黒幕がいるとしたら真の悪人は彼(または彼ら)だと言うことになる。
世間を徒らに騒がせることによって、政治を麻痺させ、実際に、当の福島県民の気持ちを踏みにじっているのは、いったい何処の誰だろう。 "福島県民の気持ちを逆撫でした" といって経産相を非難する彼らに良識ある福島県民の本当の気持ちが分かっているのだろうか。
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