2011.2.27 の日経朝刊 「文化欄」 に水墨画家で作家の とおの・こうせい氏が、「一期一会」 と題して、九州のある町外れのサナトリウムで療養中の山椒魚類研究家との感動的な出遭いを語っている。
なぜ、山椒魚かという経緯を説明すべき所だが、それは、新聞記事を直接読んでいただくことにして、ここでは、高校教師でもあるその人の次の一言を紹介するにとどめたい。
『 私はね、なんだか、あなたを待っていたような気がするんですよ。 いや、本当に待っていたんです。・・・・・ 』
その言葉は、その後の とうの氏の人生を支え、今なを、繰り返し氏の心の中で蘇る。・・・と語っておられる。
この記事を読んだとき、私の心に浮かんだのは、22歳の病気療養中だった私の父が、当時、日本一と言われたバイオリン製作者、宮本金八氏を訪ねていったときに、氏に言われた次の言葉である。
『 私はバイオリン製作者であってバイオリニストではありません。バイオリン製作者にとって一番大切なものは演奏技術ではなく音色です。 あなたは、その音色が分かる方です・・・・・』
宮本氏もまた父が訪ねてくるのを待っていたのだ。
2011年2月12日土曜日
情報貝塚への一歩
私のホームページ "Our Eternal Moment" のトップに、一月一日付けで、「国立情報貝塚」 の設立を提唱したが、今日の日経朝刊、"文化往来" に、NPO法人 "デジタル・コンテンツ・インスティテュート" が、ディジタル情報の長期保存技術を開発し、近く、"百年アーカイブ・サービス" を開始すると言う記事があった。
以前から、そうした研究が行われていることは知っていたが、病気で入院している間にここまで進んでいるとは期待していなかった。 まことに頼もしいことである。 すでに、千年の保存に耐える技術も実現しているそうだから、いずれ数百万年の寿命も可能となろう。 今後、この種のサイトが林立することが予想されるので、今からどのサイトに埋葬すべきか考えておく必要がありそうだ。
先日も、"Marquis Who'sWho in the World, 2012" から listee に入れたと連絡があったので、採否はともかく、私としては、Eternal Archive にする努力を要請しておいた。
以前から、そうした研究が行われていることは知っていたが、病気で入院している間にここまで進んでいるとは期待していなかった。 まことに頼もしいことである。 すでに、千年の保存に耐える技術も実現しているそうだから、いずれ数百万年の寿命も可能となろう。 今後、この種のサイトが林立することが予想されるので、今からどのサイトに埋葬すべきか考えておく必要がありそうだ。
先日も、"Marquis Who'sWho in the World, 2012" から listee に入れたと連絡があったので、採否はともかく、私としては、Eternal Archive にする努力を要請しておいた。
登録:
投稿 (Atom)