ページ

ページビューの合計

2015年5月25日月曜日

相変わらずの印象操作・・日経コラム "グローバル オピニオン"

4月18日(月)朝刊にワシントン特派員吉野直也記者によるトーマス・シーファー元駐日米大使とのインタビュー談話が載っていた。

例によって例の如し、新聞記事の見出しも、二重で仕切った記者の署名入り解説も、シーファー氏の発言趣旨を全く理解していないか、よくもここまでと言うくらい曲解した文章だった。殆どの読者は、長文の本文は読まず、見出しだけ、或いは記者の恣意的な解説しか読まないだろうから、シーファー氏が述べたことは一切伝わらず、それどころか全く逆のことを言ったように受けとるだろう。もし、氏が日本語の見出しと解説を読んで、その意味を理解できたら謝罪要求をするに違いない。

メディアが、総力を挙げて上下両院合同会議の成果を無視し、葬り去ろうとし始めたようだ。日経ですらこうだとすれば、朝日や NHK の反安倍・反日キャンペーンは更に巧妙かつ偽装化されたものになっていくだろう。

シーファー氏談話の要点(安倍演説を賞賛、中韓に批判的)
①安倍氏の演説は、飽くまでも米国民向けであるということが重要だ。北東アジア諸国が首相に何を言わせたいのか判らないし、実際に何を言ったら満足するのかも定かでない。
②これまでの上下両院合同会議にすべての議員が出席したことは無く、欠席者は、スタッフを代理出席させていた。しかし、今回は違った。
③北東アジア諸国に対する私の助言は、過去よりも未来を見通して接点を探るべきだと言うことだ。
④首相がこの夏に予定している戦後70年談話でも、特別の言葉や2つのキーワード(「謝罪」、「侵略」)に主眼が置かれるべきだとは考えていない。
⑤戦後70年談話で何を言っても中韓は満足しないかもしれないが、他の世界の国々は、日本が1945年以来、すっかり変わったと言うことを理解するに違いない。
(関口注: 元々何も悪くなかった、などと言うのは事実でもないし、賢明でもない。)

この記事の大見出し(趣旨すり替え)
『未来志向で中韓と改善を』

二重で仕切った記者の署名入り解説の小見出し(安倍首相を牽制)
「戦後70年談話を注視」
解説文(200字強・・・詳細略)の要点・・・安倍首相が中韓を刺激しないで欲しいというのが米国の本音だろう。 
←正に印象操作というより捏造!

上記シーファー談話の要旨を200字程度で述べよ、という設問への解答と見立てるなら、0点かマイナス100点を付けるしかない。
若しかしたら新聞記者の中には、要領が良いだけで実は頭の悪いマニュアル人間が居るのかも知れないという気がしてきた。
私の学生時代にも、学内に流通していた優の保証つき答案を買い集めて、成績表をデコレートする輩がいた。
http://50yearsagotoday.blogspot.jp/2011/11/19611020.html

0 件のコメント:

コメントを投稿