この1年間の間に何冊かの書籍をお奨めしましたが、私自身,発病以来何年も本を読んでいなかった所為か、それとも何かの引き合わせか知りませんが、本棚から興味本位で引き抜いて読む本が、全て今の日本の状況を見事に説明してくれているのに驚いています。
殆んどが若い頃、古本屋めぐりの最中に二束三文で買ったものですが、何十年も前によくそんな本に関心を持ったものだと思います。
きっと、その間、絶えず日本人が直面してきた危機や問題を扱っているからでしょうが、そうでない本もたくさん有るのに選りによって、と不思議な感じがします。
①「閉ざされた言語空間」江藤淳
②「閉ざされた言語ー日本語の世界」鈴木孝夫
③「敗者の戦後」入江隆則
④「日本人と中国人」陳舜臣
⑤「日本人とユダヤ人」イザヤ・ベンダサン(山本七平&某知日ユダヤ人)
⑥「社会運動の心理学」H・キャントリル
⑦「日本の思想」丸山眞男
⑧「日本資本主義の精神」山本七平
⑨「人望の研究」山本七平
⑩「南洲残影」江藤淳
夫々民族とか国家とかを考える上で、客観的かつ長期的かつ相対的視点を持つことの重要性を教えてくれる良書だと思いますが、今の皆さんに、一日でも早く読んで欲しいと思うのは、
⑧「日本資本主義の精神」です。
外国人に、日本では何故そうなのか?と聞かれても、答えられない理由が、これでわかります。
各国語に翻訳して世界中のメディアで紹介すれば、日本不可解論は、一掃できるでしょう。安倍首相とC・ケネディ大使に真っ先に読んで頂きたい本です。
2015年4月4日土曜日
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