日銀は民間銀行だと言い募る人々が居ますが、FRB とは氏も素性も全く違う国家機関です。
それが証拠につい15年くらい前までの URL は、boj.gov と表記されていました。
しかし、この10数年の間にいつのまにか boj.or.jp に変わってしまいました。
日銀の独立性を強めた新日銀法(1998)以降かもしれませんが、脱政府機関化の陰謀か、さもなければお花畑エコノミストの愚行でしょう。
日銀が資本金1億円の株式会社であることは確かですが、それは渋沢栄一らが米国の銀行制度をモデルにしただけのことで、明治における欧米諸制度の導入と同様にすべて日本流に手直ししてあります。
民間保有の株式は45%ですが、殆どが地方名士のお宝として骨董品のように保蔵されており、いて一部上場株でありながら売買が成立したのを見たことがありません。
私の祖父の友人に、桐生市でも有数の旧家の当主で、慶応の理財科を出たとか言う見るからに上品な老人がいましたが、祖母の話では、大通りに面した店の奥に日銀株の額縁が架っていたそうです。
こうした骨董株が売国成金の手に渡らないことを祈るや切です。
2016年3月9日水曜日
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日銀株(出資証券)には議決権が無いとか、様々な歯止めが掛かっているようですが、相手は海千山千の悪知恵と覇権国の圧力をバックに嵩にかかって来ると見なければなりませんから、歯止めを一つでも外したら何処まで押し切られるか解ったものではありません。
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