相変わらずの陰謀説ですが、日本人の体力低下の最大の原因は白米信仰で、すでに江戸時代から白米一辺倒の富裕層の中で始まっていました。
それが、明治に入って陸軍が兵士に最大の御馳走である白米食だけは最優先で与えるという政策を採ったことで一気に麻薬のように全国民に蔓延した結果です。
白米食の弊害は脚気の猛威と森鴎外の責任だけが喧伝されていますがそれは脚気に限ったことではありません。
完全食である玄米の持っている多様な栄養素を剥ぎ取ったうえ、それを補うには多様な副食が必要だという認識も余裕もなかったため、白米偏重の超不完全食が終戦まで続いたのです。
白米信仰の悪習は戦後、陸軍のみならず一般国民にも広がり、不十分な洋風副食と相俟って国民的不完全食時代が到来しました。
現在のように『贅沢な』副食が何品も食卓に並ぶようになったのは団塊2世以降ですが、いくらメニューが豊富になっても欠陥食の過剰摂取になるだけで、江戸庶民の栄養バランスには到底追いつきません。
これは、欧米の陰謀と言うより江戸時代から始まった白米信仰と明治以来の欧米信仰の結果です。
私の父は、この悪習を軽視し感染症のみを医療の対象とする近代医学の弊害を是正すべく、自身の体験に基づく警告の書『医学の革命』を著して時の文部大臣、陸軍大臣らに直訴しましたが容れらませんでした。
2016年2月1日月曜日
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父の生涯
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