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2016年2月10日水曜日

小保方論文事件・・思ったとおりだったようです。

 STAP細胞あるいはその可能性のある未知の特殊細胞は実際にあったと思われます。 

私自身かつてある学会誌に院生との共著論文を投稿した際、院生が書いてきた原稿に初歩的な用語ミスや記述の稚拙なところがあるのは承知していましたが、期限の前日だったのと、いずれ査読者から修正要請が来るはずだから、それからゆっくり訂正すれば良いと思っていました。ところが、学会の査読委員会で強硬な異議が出され、査読委員長から困惑している旨のメールが来たので、すっかり嫌気が差してしまい投稿を取り下げたことがあります。

その異議と言うのが、ツールに使った統計手法の用語の英語表記が間違っているとか(確かに統計学を少しでも齧ったことがある人にとっては論外だったかも知れませんが)、データがお粗末であるとか(概念モデルですから当然です)、「新たな方法論の手がかりを得たと確信する・・」という言い方が不遜であり、研究者としての作法すら知らない(検証論文ではなく新概念の提唱ですからこれも当然です)・・云々といった次元のもので、論文の主題が当該分野で誰も指摘したことのない斬新な視点からの問題提起であることには一切触れていなかったからです。

要するに、日本における殆どの学会は、研究者村の業務報告乃至学習報告の場で、評価基準は既存の理論や定説に如何に精通し、それを使いこなしているかであって、新たな現象や問題の発見、新たな概念や手法の提案の場ではないということです。
従って、ノーベル賞を何百受賞しても、西洋科学の枠を超えることは出来ません。

 私が心配しているのは、わが国精神文化の粋である禅哲学と武道の骨抜きです。

STAP細胞撤回しない 小保方さん手記を出す 権力と報道 一方的にマスコミに潰されかけたが ここから反撃します 【関連動画】…

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