【東条英機】遺言全文 (昭和23年12月22日夜)
https://www.facebook.com/910415488986697/photos/pb.910415488986697.-2207520000.1419405233./970512629643649/?type=1
開戦の時のことを思い起こすと実に断腸の思いがある。 今回の処刑は個人的には慰められるところがあるけれども 、国内的の自分の責任は、死をもって償えるものではない 。しかし国際的な犯罪としては、どこまでも無罪を主張す る。力の前に屈した。自分としては、国内的な責任を負う て、満足して刑場に行く。ただ同僚に責任を及ぼしたこと 、下級者にまで刑の及びたることは、実に残念である。
天皇陛下および国民に対しては、深くおわびする。
天皇陛下の御地位および陛下の御存在は、動かすべから ざるものである。天皇陛下の形式については、あえて言わ ぬ。存在そのものが必要なのである。それにつきかれこれ 言葉をさしはさむ者があるが、これらは空気や地面のあり がたさを知らねと同様のものである。
東亜の諸民族は、今回のことを忘れて将来相協力すべき ものである。東亜民族もまた他の民族と同様の権利をもつ べきであって、その有色人種たることをむしろ誇りとすべ きである。インドの判事には、尊敬の念を禁じ得ない。こ れをもって東亜民族の誇りと感じた。
現在の日本を事実上統治する米国人に一言するが、どう か日本の米国に対する心持ちを離れしめざるように願いた い。
また、日本人が赤化しないように頼む。
米国の指導者は、大きな失敗を犯した。日本という赤化 の防壁を破壊し去ったことである。いまや満州は赤化の根 拠地である。朝鮮を二分したことは東亜の禍根である。米 英はこれを救済する責任を負っている。
日本は米国の指導にもとづき武力を全面的に放棄した。 それは一応は賢明であるというべきである。しかし、世界 が全面的に武装を排除していないのに、一方的に武装をや めることは、泥棒がまだいるのに警察をやめるようなもの である。
戦死傷者、抑留者、戦災者の霊は、遺族の申し出があら ば、これを靖国神社に合祀せられたし。出征地にある戦死 者の墓には、保護を与えられたし。従って遺族の申し出あ らば、これを内地に返還せられたし。
以上が昭和23年12月22日夜、死刑執行(12月2 3日零時)数時間前に、東京巣鴨において、教誨師の花山 信勝師の前で東条英機が朗読した遺言の摘要である。
『秘録 東京裁判』清瀬一郎著(中央公論新社)より抜粋
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開戦の時のことを思い起こすと実に断腸の思いがある。
天皇陛下および国民に対しては、深くおわびする。
天皇陛下の御地位および陛下の御存在は、動かすべから
東亜の諸民族は、今回のことを忘れて将来相協力すべき
現在の日本を事実上統治する米国人に一言するが、どう
また、日本人が赤化しないように頼む。
米国の指導者は、大きな失敗を犯した。日本という赤化
日本は米国の指導にもとづき武力を全面的に放棄した。
戦死傷者、抑留者、戦災者の霊は、遺族の申し出があら
以上が昭和23年12月22日夜、死刑執行(12月2
『秘録 東京裁判』清瀬一郎著(中央公論新社)より抜粋
私の同級生(1939年生まれ)でも、これを読んだことのある者は、皆無か、いたとしても一人か二人でしょう。
返信削除その結果が、今日に至る自虐史観と空想的平和主義の蔓延です。
因みに、文末に記載された出典 『秘録 東京裁判』(中央公論新社)の著者 清瀬一郎氏は、極東軍事裁判の日本側弁護人の代表として冒頭陳述を行った人です。
後に、文部大臣や衆議院員議長を歴任した京大卒の法学博士です。
日本の法学部の最高峰は東大法学部なのに何故京大出身の清瀬氏に大役が回ってきたのか不思議と言えば不思議ですが、多分、東大勢が占領国によって危険人物と看做され公職を追放されていたからでしょう。
その機に乗じて漁夫の利を得た丸山 眞男ら二流の人物が、「知の巨人」とかいう分不相応なタイトルを僭称し、戦後世代を 「戦後民主主義」なる「閉ざされた言語空間」に閉じ込める先鋒となったとすれば、その罪は河野洋平の比ではないと言うべきです。
そろそろ、占領軍の手先となって戦争犯罪宣伝計画(War Guilt Information Program)に協力した卑怯者たちの顔ぶれを徹底的に洗い出す時期かも知れません。
http://byoshonikki.blogspot.jp/2013/08/blog-post_26.html
今なら、文中の次の一節に、思い当たる人が少なくないでしょう。
返信削除・・ 天皇陛下の形式については、あえて言わぬ。存在そのものが必要なのである。それにつきかれこれ言葉をさしはさむ者があるが、これらは空気や地面のありがたさを知らねと同様のものである。
天皇の存在価値は、人格でも能力でもなく神話と家系によって統治権の正当性が維持されていることです。中国や欧米のように権力者の交代によって目まぐるしく国家が誕生する世界では、新たな統治者は、絶えず統治権の正当性を問われるため、歴史の書き換えやプロパガンダに忙しく、人民の福利など本気で考えて居られません。
それは、米国のように選挙で擬制王権たる大統領を選出する"形式的" 民主主義国家も例外ではありません。米国の唱える民主主義が、選民主義者のプロパガンダに過ぎないことは、今や公然の秘密でしょう。
蒋介石が南京や重慶の人民を見殺しにしながらも、故宮から持ち出した数万個に及ぶ宝物(玉や書画)だけは、1個も捨てずに台湾まで持ち込んだ理由は何だったでしょうか。
青年時代、日本留学中に伊勢神宮を訪れた彼は、千数百年に及ぶ天皇の統治権が三種の神器によって支えられている事を知って愕然としたそうです。
恐らく、中華民国の正当性を主張するためには、"中国版三種の神器" が不可欠だと考えていたに違いありません。
天皇の統治権を支えるものが三種の神器だけだというわけではありませんが、それに象徴される伝統の継続性にあることは確かでしょう。
英国、スエーデン、デンマーク etc. が、連邦制国家や共和制国家よりも安定で、実質的に民主主義的な所以です。