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2017年6月29日木曜日

巨大ネットに対する規制の是非

EU委員会がグーグルに対し24億2000万ユーロの制裁金を課したことが話題になっている。
巨大企業による市場独占は今に始まったことではなく、その本質はインフラにおける国際標準の争奪戦である。

コンピュータ登場以前のインフラ規格は公的機関によって定められ公的標準(デ・ジュール・スタンダード:DJS)として全国、さらに全世界で共有されてきたが、コンピュータの登場以来、その技術進歩と主役交代の早さから公的標準化は馴染まないとして、市場競争で勝ち残った企業の規格が事実上の標準(デ・ファクト・スタンダード:DFS)として認知されるようになった。
http://oureternalmoment.web.fc2.com/ryakureki/jsis/sld011.htm
さらにネットの時代が始まり、市場標準(DFS)の生活インフラ化が進むと、DFSを支配する私企業が人々のライフスタイルまで支配することになりかねないという懸念が浮上してきた。
http://oureternalmoment.web.fc2.com/ryakureki/jsis/sld019.htm
しかし、こんなことは20年以上前から予見されていたことで、今更驚くにはあたらない。どんな独占企業が現れようが、いずれ遠からず主役交代が起こるというのが情報技術(IT)産業の本質的特性なのだから、国家の為に必要ならば、遠慮なくどんどん規制すればよいだけの話である。
http://oureternalmoment.web.fc2.com/ryakureki/keiyu99.6.html#plt-sol

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