米国政府の巨大な通貨需要(実需)の一定割合を日銀が分担することで、①信用不安を回避できるほか、②円・ドル為替レートをコントロールする新しい政策手段を手にすることになりますから、両国政府にとっても両中銀にとっても渡りに船の絶妙な提案だと思います。
ユーロのような通貨統合やドルペッグのような(半)固定レート制に代わる新しい通貨システムの発明として見ればノーベル経済学賞という氏の言葉も決して法螺ではないでしょう。
因みに、元々ノーベル賞というのは純粋理論に拠ってではなく実用価値の大小によって評価されるのですから。 数学賞や哲学賞がなく平和賞や文学賞、経済学賞などという人類共通の知恵かどうか疑わしいものまで存在するのもその所為です。
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