ここ1~2年、一気に世代交代が進み、健全な戦後1.5~2.0世代が存在感を増してきたように思います。それに反比例するかのように、反日勢力(日本人?)による過激な発言がエスカレートしていますが、大方の日本人や良識的な外国人にとっては、度を越しているという印象を与え、逆効果の反応が現れ始めたようです。
泉下の江藤淳も 閉ざされた言語空間 に風穴が開き始めたことを喜んでいるのではないでしょうか。この分なら100年を待たずに敗戦の後遺症から脱出できそうです。
さすがに、私のストレートな物言いには、はっきり賛同の意思を表明するのを憚って居られる方が大半のようですが、1~2年前には皆無だったのに比べれば世の中の空気も随分変わってきたと思います。組織に縛られない人たちが増えてきたことも影響しているかも知れません。
それにしても戦争世代の生き残りが次の世代への教育を放棄して、国家不要論者の偏向教育 を傍観してきたのは、情けないというより、憤りを覚えます。 私が直接知っている方で、生涯、一貫して正論を公にしてきた人は一人しか居ません。 新入社員時代の直属課長で後に社長となった山本卓眞さんです。 他にも立派な方を何人も知っていますが、皆さん、世の中の空気を懸念されたのか、一切、戦前の日本のおかれた立場や主張の正当性を話題にする人は居ませんでした。
義父の山本達司も大陸戦線で何度も死地を脱した経験の持ち主で、部下や大陸住民からの信望も厚かった(旧戦友の言)そうですが、私が結婚後20年以上経ったころ、2人だけの雑談の中で、私が何でも知っていることに驚いて、やっと気を許したか、ポツリと「・・日本が悪いことばかりやったわけではないよな・・」と呟いたのが唯一の発言でした。 皆さんのおじいさん達の中にも、そういう悔しい想いを抱きながら亡くなった方はたくさんいると思います。
黙して語らずというのは日本人の美徳だったし、嘗てのヨーロッパでもそうでしたが、今の世界はその価値感が通用しない野蛮な世界になってしまいました。必要最小限のことを簡潔・明瞭かつ信念を持って主張するリーダーを育てて行く必要があります。マスコミはその足を引っ張るのでなく支えるべきです。
2013年8月22日木曜日
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江藤淳の "閉ざされた言語空間" を始めて読んだのは20年くらい前だったと思いますが、目から鱗が落ちる思いでした。つい最近までマスコミはおろかネット上でも殆んど無視されてきましたが、此処1年くらいの間に急速に解説サイトが登場してきたので、ほっとしています。これを読めば、米国政府が如何に日本人を蔑み、骨抜きにしようとしたか分かります。英国人は嘗て阿片で清朝中国人を骨抜きにしましたが、マッカーサー配下のGHQが巧妙な言論統制の元に実施した "war guilt information program" は、戦後世代の深層心理に自虐史観を植えつけるという、より悪質かつ悪魔的なものでした。
返信削除ホロコースト史観で牙を抜かれたドイツと共に戦勝国が二度と両国の挑戦を許さないために打ち込んだ楔だと言ったほうが分かりやすいかも知れません。
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