国政における権力代行システムの破綻
国政における権力の代行とは、行政官僚が立法機能を代行することによって起こる立法府(国会)空洞化のことである。
同様の現象は、企業経営の分野にも存在する。
従業員代表による経営が齎した取締役会の空洞化がそれである。
以上の二つは、25年前に 『高橋亀吉記念賞』 に応募した際の拙稿 『 競争的広域行政機構による郷土の再興』 で指摘し、審査員の評価は得たものの広く世間の注目を浴びるには到らなかった。
http://oureternalmoment.web.fc2.com/ryakureki/tk_prize.htm#senryougyousei
しかし、この問題は依然として燻り続けており、一向に改善の兆しが見えない。
2024年11月6日水曜日
「関口さん、法学部の学生は、そんなに優秀なんですか・・」「私・・」
鹿園直建君のお父さんに会ったのは、この時を含めて数回くらいしかなかったと思うが、大抵、大蔵省の担当主計官との予算折衝のために上京しておられた折だったと思う。 この時だったか翌年、下北沢に越された後だったか、はっきりしないが、一つだけ印象に残っている会話がある。
鹿園 「関口さん、法学部の学生は、そんなに優秀なんですか・・」
関口 「法学部の学生が特に優秀だと言うことは無いと思いますが、法学部の中では大蔵省に行く連中の成績が良いことは事実でしょう。 多分、10番以内くらいだと思います・・」
多分、工学博士で地質学の専門家であった直治氏から見ると、素人の若い役人が分かったような顔をして馬鹿馬鹿しい質問をするのが痛々しくて見ていられなかったのだろう。
むしろ、同情気味に 「とにかく弁が立つし、良く勉強しているようですね・・」 と仰っていたように思う。
私自身、後年、富士通で銀行局の課長と付き合う機会があったが、その人が主計局に移り、電子工業担当の主計官になった際、何かとお知恵を拝借したいと言って、NTT、NEC・・ 等の部長達と一緒に一席設けてもらったことがある。 とにかく何でも分かっている振りをするのも大変ですね・・と同情したものである。 原発問題での役人の右往左往も同じことだろう。 分からないことは素直に分からないと言えばよいのにそれができないと言うのは、役人に限らず、医者でも弁護士でも教員でも、権威で口を糊していくしかない(と思い込んでいる)人々の通弊である
2024年11月4日月曜日
【海外の反応】「日米のトップの道徳感はこんなに違うのか…」ハーバード大でも日本の戦争の真実を知り、世論が激変している理由
戦争に於ける善悪美醜・・軍人の忠誠心と政治家の自己正当化
史上敗軍が撤退する時は、殺戮を欲しい儘にされるということは常識です。
その際、一般居留民であるか敗走兵であるかを問いません。
戦国時代以来、敗軍の殿(しんがり)を勤めるということが死を意味したことはご存知でしょう。
信長が朝倉攻めの際、浅井長政の裏切りで挟み撃ちの窮地に陥ったとき、敗走軍の殿(しんがり)を誰に命ずるか、流石の信長も言い出せなかったとき、自らそれがしが、と名乗り出た秀吉に、信長は元より、勝家や家康も一目置かざるを得なかったことを知らない人はいないでしょう。秀吉が生き残れたのは奇跡としか言いようがありません。
ドイツ降伏直前に、ヒットラーの徹底抗戦命令を無視し、残された軍民数百隻の艦船を総動員して、ロシア残留のドイツ居留民数百万人の撤収作戦を敢行したデーニッツ提督や、ソ連軍との交戦を続けながら、キスカ島撤退作戦を決行した木村 昌福少将が偉大だというのはそういうことです。 私の元上司、故山本卓眞が、迫り来るソ連戦車軍団への特攻出撃を決行しようとしていたのも、同じことを予期していたからです。 http://byoshonikki.blogspot.jp/2012/07/ww.html#tokkou
世界主要国の陸海空軍将校でその覚悟の無い人は一人もいないでしょう。
たとえ政治家の陰謀で国民を悲惨な運命に陥れる結果になったとしても、実際の戦闘に殉じた将兵が、国民の魂を揺さぶるような自己犠牲の物語を残すのはそのためです。
そこで問われているのは、守るべきは肉体か魂かという究極の選択です。
戦争目的を決めるのは政治家で、軍人では有りません。
大東亜戦争末期、本土決戦を敢行させることによって大日本帝国を無秩序状態に陥れ、その混乱に乗じて共産革命を実現するというのがコミンテルンの戦略だったことは明らかになりつつありますが、その首謀者が近衛文麿公爵だった(宇野正美)というのは、嘘のような話ですが真実のようです。
宇野氏の断定を裏付けるようなメモを近衛自身が残しています。
公文書として有名ないわゆる近衛日記ではありません。そこには奇麗事しか書いてありません。
それとは別に、彼が常に座右においていたポケット手帳(今日のビジネスダイアリーのような物)のことで、私的なメモだということで遺品として遺族の元にあり公文書に含まれていません
https://byoshonikki.blogspot.com/2016/08/blog-post_14.html
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