皇統は少なくとも奈良時代から続いていますが、1945年の敗戦に到るまでの日本人の精神世界は鎌倉時代からの武家社会の中で純化されてきました。
こうした日本文明の本質を日本人以上の洞察力で見抜いた人は日本人ではなく、20世紀フランスを代表する哲人、アンドレ・マルローでした。
小泉八雲は、日露戦争中に著した絶筆 『神国日本』(http://byoshonikki.blogspot.jp/2015/05/blog-post_15.html) において、自分は未だに日本を分かったとは言えない、今後50年経っても本当に分かる西洋人は現れないだろう、と書いていますが、マルローこそはそれが分かった唯一の西洋人だったと言えるでしょう。これまでにお奨めした本にもう一冊加えたいと思います。
『マルローとの対話』 竹本忠雄 1996(人文書院 )
松岡正剛氏の書評
