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2016年12月16日金曜日

60年代論の百鬼夜行

1960年に12歳だった著者と、その年に大学に入り、安保闘争の喧騒にうんざりしていた私では、60年代という言葉から浮かぶイメージはまったく異なります。
著者が衝撃を受けたというビートルズは私にとっては唯やかましいだけの軽音楽バンドでした。

私の青春を代表するPOPミュージックは、ポール・モーリアの『恋は水色』やジリオラ・チンクエッティの『ノノレタ』であり、端田宣彦の『風』やタイムセラーズの『今日も夢見る』でした。

いずれも60年代後半に発表された曲です。
http://byoshonikki.blogspot.jp/2013/12/blog-post_7376.html



『60年代のリアル』と題された本も出ていますが、これは1988年生まれの大学生が、共感をもって1960年代の風景を描写しようと試みる新聞の連載企画を単行本にしたものだそうです。
私に言わせれば、何がリアルだというしかない絵空事です。

ここに書かれた60年代は私の体験した60年代とは似ても似つきません。『1988年生まれの大学生が、共感をもって1960年代の風景を描写しようと試みる新聞の連載企画』そのものに無理があったというしかありません。
此処に取り上げられている風景は60年代というよりも70年代以降の風景です。 http://news.honzuki.jp/?p=8927#comment-2782


 

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